代表メッセージ

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タイルの魅力を伝えること。それが文化を作り、タイルという産業を守っていきます。 代表取締役 虎澤 範宜

私はこの地域で生まれ育ち、物心ついた頃からやきものがそばにありました。家業もひいじいさんの代からやきものに関わるもの。もう「やきものに育てられた」と言ってもいいくらいです。東京の大学へ行っていざ自分の進路を考えたとき、やはり「やきものに関わりたい」と思って地元へ戻り、縁あって今ここにいます。

幼い頃は意識することすらありませんでしたが、この地域は「やきものの聖地」。やきもののすべての工程が地域内で完結し、日本の茶碗の50%、タイルの85%が生産され、人間国宝が3人もいるところなんて、他のどこを探しても見つかりません。しかし、後継者不足などで産業が絞られていくと、タイルは身近ではなくなり、伝統工芸品になってしまう。

そうならないように、タイルの価値を日本中に伝えていくこと。それこそが聖地の問屋としての私たちの使命だと考えています。とはいえ、あなたにはじめからその使命を自覚してほしいなんて無茶な話ですよね。私も今でこそ天職だと思っていますが、はじめのうちはそうではありませんでしたから。

でも、仕事をするうえで何かひとつ、夢や目標はもっていてほしい。あなたがそれを叶えるために仕事をすることが、結果としてタイルを好きでいてくれるお客様や生活者、タイル産業のためになるはずですから。

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