Maintenance

メンテナンス

タイルのメンテナンス

タイルは様々な建材の中でも、もっとも防汚性に優れ、また汚れがついた場合でも容易に手入れができる建材のひとつと言えます。しかしながら、経年のなかで待機中の排気ガスやばい煙、サッシ回りのシーリング材から溶け出す汚れ、モルタルやセメントの成分が主因となる白華汚れなど、汚れとして目立つ場合もあります。一般的な汚れの原因としてメンテナンス方法についてご案内いたします。

施工部位と付着した物質などでメンテナンス方法が変わってきます。たとえば外装タイルでは、ユニット糊や目地モルタル、セメント成分がタイルに付着、施工時の誤ったタイル面洗いにより汚れが発生します。また、内装タイルでは生活や使用に伴う有機物、例えば油やタンパク質の付着汚れ、浴室ではぬめり等が固着する汚れもあります。様々な汚れの洗浄は、付着した物質によって適切な洗浄方法を選定することが重要です。フローチャートの手順で判別し、汚れの種類にあった洗浄方法でメンテナンスを行いましょう。

タイルのメンテナンス フローチャート

注意 ●洗浄はまず目立たないところで効果を確認した後行ってください。 ●洗剤を使用する場合は、それぞれの取扱い説明書に従って正しく使用してください。また、必要に応じて保護具を着用してください。 ●酸性フッ化アンモンは、劇薬であるため取扱いは専門業者にお任せください。 ●塩酸または酸性洗剤と塩素系漂白剤を混ぜると、塩素ガスが発生する場合があります、同時に使用しないようご注意ください。 ●塩酸や酸性洗剤を使用する場合は、金属製品が錆びることがありますので、金属製品にかからないよう注意してください。また、目地が酸で侵される場合がありますので、洗浄前に十分水浸しを行い、なるべく洗剤等がかからないよう注意してください。 ●漂白剤や有機溶剤を使用する場合は、+分換気してください。 ●洗浄後は、+分水洗いを行い、洗浄剤が残らないようにしてください。