鋳込み成型
鋳込み成形とは Slip Casting
セラミックス原料粉粒体に水等を加え懸濁して作る流動性をもった泥しょう(スラリー)を、成形型に流し込み、成形型に水分を吸収させることによって固形化した成形体を得、その成形体を高温で焼成して製品を得る方法。
※ 一般的に成形型には石膏型を用いる。
鋳込み成形には下の様な方法がある。
• 排泥鋳込み成形 Drain Casting
成形型に泥しょうを注入し、型が水分を吸収することによって型内側表面部分の泥しょうが固まる。 一定時間経過後、型を逆さまにして余分な泥しょうを排出する。 固まった成形体を取り出し、表面を仕上げて、焼成を行う。
※ 主に中空ものに用いる。
• 固形鋳込み成形 Solid Casting
中実製品(中空ではない)を成形する方法。 排泥鋳込み成形の様に、余分な泥しょうを排出しない。 泥しょうを成形型に注入後、水分を吸収させてそのまま固まった成形体を得、表面を仕上げて、焼成を行う。