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たぶん、40~50年前の建物だと思います。

正面から見ると、ただの100ニ丁の白のタイルに見えますが。

実際は、このように立体的な斜めになる面状です。最近は特に、オウトツのある面状の物が多くなってきました。しかし、こんなに古い、たぶん40~50年はたっているであろうこの建物に、こんなに上品で粋なタイルがあったんだと思うと驚きです。

もう一つ驚きなのは、役物(角に貼るタイル)が90度ではない鋭角なのに、接着で作った役物でなく、その角度にして焼いた成型の役物を使っているのです。(接着ですと角の部分に右のタイルと左のタイルの境目の線がどうしても入ってしまいます)質感に対する考え方の違いなのでしょうか。今では考えられないくらいの手間とお金をかけた仕上げです。当時の日本人のこだわりなのでしょう。

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